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2020.10.31

三菱 全日本テニス選手権95thⅡ

ホテルの窓より、眺める有明テニスの森コート。今年はコロナ対策の為、写真奥に見える、インドアコート8面にて、選手隔離の状態での開催となりました。

今年は1R敗退となり、非常に悔しい結果でありますが、まっすぐに受け止めていきます。


また、今大会は、先般、ご逝去されました、小林あおい氏を偲び、希望する選手は喪章をつけてのプレーとさせていただきました。
喪章は、日比野菜緒選手が用意してくださいました。

小林さんは、国際大会のスーパーバイザー、トーナメントレフェリーとして、国内外で日本のテニスを支えてくださった、そして、。
選手に対しても、厳しくも心優しく、私共もITF・WTAについて、わからないことを気持ちよく、いつも丁寧に教えていただきました。
ITFツアーを回り始めたころ、WTAの登録を始めてする際も、個人で活動する私共は本当に助けていただきました。
そして何より、大会の進行になくてはならない存在であったと思います。

選手達に、そして日本のテニスにとって、小林さんと松野えるださん、お二人は
大きな支えであったのではないでしょうか。

レフェリーの方々もツアーを回り、テニスに欠くことのできない存在です。
選手としてだけでなく、このようなテニスへの関り方もグローバルで、かつ素敵な生き方だと、感じます。

あおいさん、本当にいつもありがとうございました。
感謝と共に、心からご冥福をお祈りいたします。

今後の日本での大会がどのようになるのか、まだまだわからないですし、
ヨーロッパやUSAのコロナウィルスの状況は、悪化しているようです。
ツアーの大会も先ははっきりしないですが、歩みは止めることなく、努めていきたいと思います。

     (Mayumi.H)


2020.10.27

三菱 全日本テニス選手権95th

明日,10/28より、全日本テニス選手権が、東京、有明テニスの森にて開催されます。
今年は、Covid-19の影響により、男女シングルス(本戦各32ドロー)のみ、
無観客にて行われることとなりました。

https://www.jta-tennis.or.jp/tabid/433/Default.aspx

選手1名に付き、帯同1名、共にPCR検査を受けた上で、会場入りしています。
今回は有明のインドアコートにて、隔離された状況で、大会が行われます。


(有明インドアコート、通路を挟んで同様に4面,計8面。
天井の木製アーチが美しいコートです)

今日は前日練習。例年とは、全く違った状況ではありますが、ベストを尽くせるよう、しっかり準備したいと思います。

  (Mayumi.H)

PS.

2020.10.10

練習コート


テニスプレーヤーにとって、練習コートの確保は重要です。
ツアーを回る際、通常は大会会場のコートを使います。
曜日によって、試合に使われるコート数の違いはありますが、自分の試合の状況(勝ち進んでいるか、敗戦から次の大会の試合日まで、日数はどうなのか)などで、移動と使えるコートをスケジュールします。

再開されたツアーでは、「ウィルス感染対策」で、大会会場の入場制限が設けられるようになりました。
その為、次週の大会で使えるまでの期間、コートを探す期間が多くなってしまいます。

勿論、今までも、様々な事情で、コートを探すことはありましたが、今後は、初めての土地だったり、感染リスクを考えての選択、が課題に加わりました。

プロのプレイヤーは当たり前にコートが用意されているのでは・・・
もしかして、一般の方々は、そう思われていらっしゃるかもしれないですね。
実際は、ツアー以外でも、練習コートと練習相手の確保は、大きな仕事です。

ここで、大切になるのが「人つながり」か、と思っています。
私はヒッティングのできるコーチでもないので、練習相手も重要です。

連絡のできる選手、そのコーチやチームの方々と、どれだけ、コミュニケーションが取れ、また、相手側にも練習相手として認めていただけるかが、大切だと思います。

レッスンや部活に行けば、コートや練習相手はあって当たり前、という時期もあるでしょうが、それは、ありがたい(有難し)ことなのですよね

チェコ遠征では、特にルーマニアの選手達に練習していただきました。
コートも公園のようなところにあるのを見つけ、ネットで予約(言うは易し、ですが…)

この公園のコートというのが、なんとバレーボールと兼用のコート!
ネットのポールの高さを変えることができるのです。

(テニスコートのラインを石灰で引き直したのですが、懐かしさでワクワクしました😆)

バレーボールはもともと、テニスと起源が同じ、と聞いたことがあります。
「Volley」は同じ言葉ですね。テニスに通じる動きも多く、子供の時に、遊びで、またスパイクなどはテニスの練習の時に取入れていました。

こんな風に、公園で、両方のスポーツができるのは、凄い!良い!
この公園、広いサッカーグラウンド、バスケットコートも適度に手入れされた感じが、自由な空間になっていて、とても心地よかったです。

素晴らしい施設、というより、こんな緩やかな空間が、パブリックスペースであるのは、ちょっとうらやましかったですね。

管理されてる方も、ルーマニアと日本人の私達に、とても穏やかで、優しかったです。

スポーツが、遊びや生活に根付く、ってこんな心地よさがベースかも、と思ってしまいました。 

冒頭の写真は、チェコにあらず、愛媛県松山市道後にある、公営テニスコートです。
この2面のレッドクレーが、Hanatani Nagiが家族や、友人たちとの遊び場でした。
姉や兄も毎日、学校帰りに、ここで遊びから、(大きくなると)練習へ、変わっていきましたが、ベースはこのコートと、裏山で遊びまわったことだと思います。
クレーコートでしたので、ローラーやトンボかけ、コート整備も、子供時代に自然に覚えてくれたのも良いベースになったように思います。

今は利用の仕方も変わりましたし、裏山も立入禁止の個所が多いですが、本当に良き子供時代を、このテニスコートで過ごさせていただきました。

一日、遊んだ後に、道後の温泉へ・・・思い返すと、本当に豊かな時間でした。
これからの選手生活にも、続いていく時間なのだと思います。

     (Mayumi.H)