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2022.06.20

Macha Lake Open Ceska Lipa (CZE) 🇨🇿 +雑感

今回の遠征は、$60Kのプラハ🇨🇿に始まり、$60K チェスカリパが最終、となります。
https://www.machalakeopen.cz/
チェコはテニスの歴史も古く、現在も素晴らしい選手を数多く輩出しています。
大会も男女共に、トップグレードのものから(ATP・WTA)、チャレンジャー、フューチャーズレベルまで、各地で開催されています。



コロナ禍で、最初に訪れたのもチェコ。10代の選手層も厚く、ここでも、全仏OPジュニア優勝者同士の対戦あり、すでにプロツアーで上位に食い込む17歳が何人もいます。
ランキングに関係なく、プレーの質は高く、圧倒されそうにもなります。
また20代後半から30代にかけても、素晴らしい選手が数多くいるのが、すごいと思いますし、これがテニスの特性かと思います。
今大会でも、1Rに17歳と。2Rは同世代の選手ですが、彼女も8年前にはウィンブルドンベスト16。翌年の20歳ではランキング57位となります。(また、彼女は人間的にとても素敵な選手です)
8年前では、Nagiはまだ日本のジュニア・高校の仕組みから、出たばかりでした。ウィンブルドンなんて目標ではあっても、夢の先、距離もつかめないところでした。
今、負けはしましたが、ここは勝ちたかったレベルのプレーではありました。

ツアーの現場にいて思うのは、年齢の幅を超えて、キャリアも含め(トップにいた選手、次にトップになる選手)実に様々な選手たちが、世界中から集まっている、という事実です。
また、日本にいては、その事実に直面しにくく、グランドスラムへの距離が、見えないように感じます。
勿論、日本にも、ツアー経験者は多く、特に女子はトップ選手を輩出してきた歴史もあります。
ヨーロッパやオーストラリアなどでは、過去、現在を問わず、そういった選手の足跡や存在が、次の選手達の道筋を照らし、自分はどうするのかを考えさせてくれるように感じるのです。

大会の多くは、子供たちがボールパーソンとして、直近で選手に、プレーに接します。
小学校で、授業の中で、観戦にきてくれるところもあります。子供たちはプレーから、選手から、何を感じてくれているのでしょう😄

ツアーを回るたびに、新しい気づき、他国の人との出会いがあります。
国や街、その土地の匂いや、色までもがテニスの大会に感じられるようです。
次の世代の子供たちに、感じさせてくれる何かを、そして、大人や年配の方々には楽しみの時間を。
テニスがそのようなものでずっと在ってほしいと願います。

ここを戦い、過ごしていった、日本の諸先輩方の姿も感じつつ、しっかりと背中を追っていきたいと思います。

ここから、電車でウィーン空港へ向かい、ロンドン経由で、日本に帰ります。
2か月近い遠征になりましたが、一度、心身共にリフレッシュしたいと思います。
今回は、帰国時の隔離もなくなりました。エネルギーの充填に努めます。

(Mayumi.H)


☆シングルス
本戦 1R 57/63/62 Amelie Smejkalova (CZE) 🇨🇿
2R 46/36 Tereza Smitkova (CZE) 🇨🇿
☆ダブルス ( with K.morisaki 🇯🇵 )
本戦 1R 16/36 L.Noskova 🇨🇿 / R.Zarazua 🇲🇽

2022.06.11

湖畔の2大会:オーストリア 🇦🇹

☆ペルトシャッハの会場。湖畔の小道、左手の階段を上がると、センターコート。散歩を楽しみながら、テニス観戦も☆

イタリア、グラドからバスを乗り継いで、約4時間。
オーストリア🇦🇹 湖畔の街,Annennheimにやってきました。ここでITF$25K、続いて、車で1時間ほど離れた、同じく湖畔の街、Poertschachにて$60Kの大会です。
湖畔の丘からは、ハンググライダーの鳥人が飛び交い、湖ではいろいろなボート、道ではサイクリングの列・・・
自然での楽しみ、生き方・・・特別なアトラクションなどでなく、少しゆっくり目の時間が流れます。
その中で、テニスを楽しんでいただけるのは、とても嬉しいことです。

到着した日には、同じ会場で$15Kの大会があり、日本から、今西美晴選手、森崎加奈子選手が出場しており、ダブルスの優勝の瞬間にご一緒できました!

2019年以来、日本で大会はなく、日本選手は欧米中心にツアーを回っています。
今西・森崎選手は、先週もオーストリアでダブルス準優勝、スタッフ始め、オーストリアの方々にプレーもお人柄も親しんでいただいています。
同じツアーを回る身として、とても嬉しく、一緒の時間を過ごせるのも、格別の思いがあります。

NagiはドイツのHerman選手とダブルスでベスト4。次週の$60Kは森崎選手とのダブルス。
ここでは初戦が、全仏2連覇を含むダブルス、グランドスラム4回優勝の、T.Babos選手のハンガリーペアと。
森崎選手とは初めてのペアリングでしたが、非常に良い準備、高い集中力で試合に臨むことができ、勝をつかみ取りました。
準々決勝は、2ndセット、重要な1ポイントを落としたことから、相手に流れが行ってしまったかと思います。
今、ダブルスで学び取ったことが、必ず生きてくる、と感じるオーストリアの2大会でした。


ところで、オーストリアではホテルでなく、部屋を借り、自炊生活でした。スーパーも近く、ホテルとは違った落ち着きが取れます。
ペルトシャッハでは、森崎選手と3人で。
手際よく、料理・洗濯などもこなしています。会場へも徒歩3分。街や、湖の散策も含め、生活を楽しむことも大切だと思っています。
コスト、セキュリティも含め、いろいろなファクターを考えて、ツアーを回ります。





この後、今遠征、最後のチェコに向かいます。
ウィーン経由で、プラハまで。そこから車で2時間ほど、とのことですが、一日かけての移動です。
重い荷物を抱えての電車移動は、きついこともありますが、そこも楽しみを見出しつつ、目標に向かいたいと思います。

(Mayumi.H)

Carinthian Ladies Lakes Trophy – 2 Annenheim.   🇦🇹
☆シングルス
本戦 1R 36/26 Julia Riera (ARG)
☆ダブルス ( with S.Herman)
1R 75/64 L.pasterk/N.Pilhal (AUT) 🇦🇹
QF 63/16/10-5 B.Reygold(RUS)/A.Siscova(CZE)
SF 62/57.8-10 M.Matoula(GRE)/A.G.Vasllescu(ROU)

Carinthian Ladies Lakes Trophy 3 Pörtschach. ITFW60 (AUT)   🇦🇹
☆シングルス
予選 1R 36/46 Tina.Cvetkvic(SLO)
☆ダブルス (with Kanako.Morisaki)
1R 62/57/10-3 T.Babos/P.Udvardy(HUN)
QF 64/46/8-10 J.Duerst(SWI)/W.Falkowska(POL)