Topics

2024.08.16

Bytom&Bydgoszcz 🇵🇱

ポーランド、最初の週はBytom。
セルビアからウィーン空港に飛び、ウィーンから列車でKatowice(カトヴィゼ)へ。
WTAも開催される、古き良き街並みと、現代の駅やショッピングモールの融合した都市です。
ここから車で15分ほどでBytomへ。
最初の2泊は、街の通りに1858年からあるホテル。
壁の写真や絵はホテルと共に、街の歴史を見せてくれます。2度の大戦をくぐってきた歴史…
ITFツアーでは、こういった地方都市や街、あるいは小さな町を訪れます。
日本においては、華やかなグランドスラムのシーンが「世界のテニス」と捉えられがちですが、どこの街でもテニスコートに人が集まり、ドラマがあります。
国や地域、街による個性もあり、それらを感じ、学びながら、ツアーを回っていきます。

冒頭写真にあげましたが、Bytomの会場のある公園は、まるで森です。
Bydgoszczもそうなのですが、ポーランドは木々、草土にあふれています。(あ、カナダもそうでしたね)
Bytomの公園は、本当に森。相当の広さもありますが、人工物はベンチとゴミ箱、たまにテーブル。
犬と散歩する方々は多いのですが、広さがあるので、遭遇する感じはなく、犬達もほとんどみな、落ち着いていて、ノーリードであっても全く問題なく、それぞれが楽しまれています。
グランビーほどではありませんが、リスの姿もみえます。
この公園を通って、毎日試合会場に通いましたが、こんな充実感というか、幸福感を味わえるとは思いませんでした。
早朝に清掃の方々が、ごみを集め、樹木を整え、自然に美しくされているのもなるほど、と思わされます。
広い草原にマットを敷いて寝そべったり、犬とボール遊びをしたり、子供が走りまわったり。このシンプルすぎる楽しみ方。
遊具などもない自然な空間が街中にある、というのは、犬もそして人も幸福な時間を過ごされるのではないでしょうか。

Bydgoszcz は2021年に来た町です。その時に東京オリンピックを観ました(TVです)今回はセルビアとBytomでパリオリンピック
スポーツの世界に携わる中で、オリンピックの観方も大きく変化してきました。
子供の頃に、シンプルに目を輝かせていた頃とは違ってきました。時代の流れ、報道・情報が写真・新聞からラジオ、TV
そしてインターネット・SNS….ここについては、またページを改めたいと思います。

明日、Bydgoszcz からチェコ、Prerovに移動です。
2020年9月、パンデミック後、すぐの遠征で訪れた地です。気持ちは新たに、行動はぶれることなく、進んでいきたいと思います。

(Mayumi.H)

☆Bytom W50 シングルス
予選1R 63/60 Inka Wawrzkiewicz (POL) 🇵🇱
2R 64/64 Adela Polakovicova (SVK) 🇸🇰
本戦1R 26/26 Anna Klasen (GER) 🇩🇪
☆Bydgoszcz W35 シングルス
本戦1R 26/16 Arianna Zucchini (ITA) 🇮🇹

Bytomにて



2024.08.02

Kursumlijska Banja 🇷🇸

モントリオールからミュンヘンで乗り継いでベオグラード空港へ。
初めてのセルビアです。
ここから会場まで車で4時間半はかかるとのこと。会場側に車はお願いしてありました。
ところが、「ビッグストームが来ているから、途中で止まらなきゃならないかもしれない」
え⁉
運転手の方は英語は×ということで、スマホの翻訳アプリで伝えてくれます。
(便利な時代です)
電話で情報を会場側と取りつつ、なかなか出発できません。確かに雨は降っているのですが、日本でさんざん豪雨や台風を経験している身としては、「どんなビッグストームなん?」という感は否めません。
ようやく出発に決まったようですが、これでは真夜中につけるかどうか・・・非常に不安な幕開けではありますが、ここは不安を打ち消すことに徹します。
セルビアはahamo使用不可地域なので、SIMの購入をと、考えていたのですが、それらしき売場なし💦
こんな時、一人だとどれだけ不安なことか!(まぁ私がいたところで、特に兵力にはなりませんが😓)

出発して40分ほどは高速道路っぽい感じでしたが、山道に突入。運転手さん、時折停車して、電話で状況確認、それを翻訳アプリで伝えてくれる(ここは英語、アプリですが日本語に、とは気づかない)。
特にひどい雨でもなく、とにかく無事につきますように!との一心ですが、表情はクールを保つ・・・
(悪事を引き寄せぬよう、ここ大事です!)

不覚なことにこの夜間長時間ドライブに食べ物を携帯せず💦持っていたのは「サクマドロップ」のみ😣運転手さんは、停車した際に、お店でバーガー(的なもの)を召し上がってましたが、私達は、チャレンジできませんでした。

何ヵ所か、暗い町を通るものの、ほとんどが山道・・・初めてのセルビアは真っ赤な満月に導かれて(雨はいつのまにか、やんでおりました)どこに向かうともなく進むのみ・・・でした。
こんな行程は、久しぶりです。
ツアーを回る最初の頃、中国やインドなど、車移動が不安だったのを思い出しました。
「途中で車が故障したら、命はあるのか!?」などと青ざめた道もありました(私は特に怖がりなので)
そんな経験が「私」を作ってくれます。



帰国すると、「テニスであちこち行けていいですね」「かっこいいですね」などと言われたり、
また、実態をご存じない大人達が、子供達を迷走させているかのような景色をみることがあります。
どんなお仕事でも、自国を出て事をなす、というのは大変なことです。
テニスは素晴らしいスポーツですが、狭い常識・知識、そして人に捉われず、次世代の方達が成長されますよう願ってやみません。

話がそれてしまいました🤭
へとへとになりましたが深夜(時差でもう何が何だか💦)やっと会場ホテルへ無事到着。
倒れこんで寝そうですが荷解きと簡単な洗濯は済ませます。
明日に響いてはいけませんので、ここは通常通り、仕事ですね。

ここは男女共催でほぼ毎週、トーナメントを開催しているようです。以前レポートしたトルコのアンタルヤ、チュニジアのモナスティルなども同じですね。
予選も64ドローにして、選手数をふやし(ホテルの宿泊者も増えますね😉)ランキングを持たない選手の登竜門ともなります。
明るさの中の会場全景が、冒頭写真です。
周りは山に囲まれ、この山を越えると、コソボ自治領。セルビアからユーゴスラビア、そして紛争の時代を超えてきた土地です。
単一民族の島国である日本では、想像も限界はありますが、少なくとも、学び、想いを馳せる姿勢は持ちたいと思います。

2020年、ランキングを上げ、これから、という時、Covid-19パンデミック。
8月末には、コロナ禍の中のヨーロッパ・USAを転戦しました。挑戦は空転する結果となり、迷走の様相となりました。
アスリートとしての在り方、人生の在り方、想いは様々ではあっても、チャレンジさせていただける有難さに感謝すると共に、自分のテニスで何を伝えていけるか、改めて突き詰めていきます。

グランビーでのプレー、そして、今大会、純粋にファイトするプレーが見えてきました。
Nagiは、来週は、ポーランドでプレーします。
奇跡をおこすべく、もっともっとタフな心身で臨むべく努めます。

(Mayumi.H)

PS.今回はセルビアの犬たちに感銘。写真のカポーはスタッフの犬ですが、すごいジェントルドッグ。
写真はないのですが、4.5匹の自由な犬たちも、おっとりして訪れる人たちに溶け込んでいます。
動物との関係もお国柄はありますね。ヨーロッパは共生が普通なのでしょう。
乗り物も当たり前に一緒にいますし、こういったところも日本を離れると、考えさせられます。
幸せな時間でした。


☆シングルス 7/23 week
本戦1R 16/06 Sarah Van Ebst (NED) 🇳🇱
☆シングルス 7/30 week
本戦1R 16/62/62 Mirjana Jovanovic (SRB) 🇷🇸
2R 16/16 Lala Stoyanovski (SRB) 🇷🇸