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2021.04.30

帰国、そしてUSA 🇺🇸 へ



さて、帰国に際して、以前のTOPICSでお伝えしましたが、日本入国の際の、PCR検査が日本のフォーマットでないと受け入れてもらえない件です。
幸いなことに、WTAでのPCR検査でしたので、スタッフに事情を説明し、丁寧に対応していただきました。

トルコ航空では、今回は、このフォーマットがないと、イスタンブールから搭乗が認められないケースがあったり、以前よりも混乱していました。

羽田空港でのPCR検査も無事終え、2週間の待機期間に入りました。
今回は、メールでの健康状態の報告、アプリでの位置情報報告などでの待期期間となりました。

しかし、立ち止まっているわけにはいきません。
4/29、USA🇺🇸 での3大会に向けて、出発。今回は、Nagi一人での遠征となりました。

出国のための、PCR検査は兵庫の病院で受け、羽田空港より出発しました。
その際は車🚘移動ですが、大変ではあっても、こちらも感染対策になると思って、交代の運転で乗り切ります。

こんな、コロナ禍の状況で、何故、遠征に行くのか?日本におられて、疑問に思われる方も多いと思います。
しかし、コロナ禍であっても、海外で仕事に邁進していらっしゃる日本人は数多くいらっしゃいます。

所属先「MIURA」は、カナダも含み、北米で、事業展開されています。
「愛媛から世界へ」とはどういうことなのか、いつも、海外で事業を営む方々を心にとどめて、コートに向かっていくことと思います。

   (Mayumi.H)




2021.04.22

☆WTA☆ TEB BNP Paribas Tennis Championship Istanbul 🇹🇷

ポルトガル$60kの後、スケジュールをどうするかの、選択を迫られました。
この後、もう1週、ポルトガル$25Kを選択し、続けてUSAのツアーを選ぶ案もありました。
しかし、もう7週目を終え、疲労の蓄積に加え、手持ちのストリングがなくなってきました。
コロナ禍の影響は物流に大きく響いています。使用しているヨネックス社のストリングが、ヨーロッパでは手に入らず、送っていただくことも無理な状態でした。
帰国便はイスタンブール₋羽田を持っていましたので、この週のWTAイスタンブールのサインに飛び、その後、一度日本に帰国することを選択しました。

フライト前日、リスボン空港でPCR検査。
WTAでは到着後、PCR検査を再度受け、陰性が確認されるまでホテルの部屋からは出ることはできません。
このヨーロッパ遠征では、何度PCR検査をうけたことか・・・・

今回の大会では、驚きの事態となりました。
正直、WTAの予選に入るのは、難しいランキング。ところが、一度、予選ドローに入ったところで、ドローイングのミス、という電話がスーパーバイザーより入りました。
「バックマッチ(裏試合?)をやり、その勝者が予選に入ります。ただし、ランキングポイントと賞金は通常通りに支払われます。」

バックマッチ??電話での聞き取りの難しさに加え、こんなルールは初めて知りました。

女子のツアーでは、賞金総額$100,000まではITF、それ以上はWTAの運営となり、運営上のルールは違うことが多いのです。エントリーやウィズドローなどのスケジュールも違ってきます。
ちなみに男子は$25,000までがITF,それ以上はATPとなります。
共催などで、大会規模は女子の方が高くても、男子はATPチャレンジャー、女子はITF、といったことが多いですね。

63/57/16 vs I.Fetecau(ROU) 🇷🇴 Lost

このステージでプレーしていくために、一歩一歩歩みたいと思います。

ところで、試合の模様は、こういったところにあがっています。

https://www.instagram.com/p/CN2lZzWnUn4/?igshid=1mncb6jqqh85k

大会でのタオル提供のスポンサーサイトです。


https://p3b76iz3slz6kxw4tiprggvbn4-adv7ofecxzh2qqi-www-denib-gov-tr.translate.goog/tr/faaliyetler-neler-yaptik-turkish-towels-sampiyonlarin-omuzlarinda.html

多岐にわたる国の企業様や、さまざまな方々に見知っていただける、テニスツアーの一端に加えていただけるのは、とても嬉しいことです。

タオルといえば、Nagi Hanataniの地元、愛媛には「今治タオル」があります。
世界に誇れるブランドですね。
「愛媛から世界へ」

こういったこともモチベーションにして、これからもテニスに向き合っていきます。
     
                     (Mayumi.H)

☆ 冒頭写真はイスタンブール空港 ☆

2021.04.15

OEIRAS LADIES OPEN 60 🇵🇹 

☆ シングルス
予選1R 60/46/10-4 Ivata Dapkute(LTU) 🇱🇹 WIN
予選決勝 26/46 Katie Volynets(USA) 🇺🇸 Lost

予選決勝は、スコア以上に、とても良いプレーを多く見ていただけたのですが、それだけに悔しさも大きいものでした。
ポイントは取れても、ゲーム、セットが取れない…どのプレーヤーにも言えることであっても、なんとしても突破口を見つけていかねばなりません。




この会場は、広い公園の中にあり、試合会場自体には、登録された者しか入れません。しかし、中を通る広い通路から、たくさんの人たちが、歩みを止めて、プレーを観てくださいました。
練習の際も、散歩やランニングの方々、家族連れの方々が、立ち止まってにこやかに眺めて、拍手までくださったりします。

コロナ禍にあって、「コートに立つ」、何故、こんな状況で、海外を回り、プレーするのか?
様々な考え方、ご意見はあるでしょうが、Oeirasの大会からも、ひとつの答えを自分自身の中に見出せた気がします。


歩み続けます

(Mayumi.H)

2021.04.09

ポルトガル🇵🇹、Oeirasへ

初めて訪れるポルトガル…チューリッヒ空港から、直行便で、3時間ほどのフライトでした。
フライトの度にPCR検査は、ルーティンとなっています。
大会にて、前日に受けていたものが、使えると聞いていたのですが、より正確な検査が求められ、空港での再検査を受けました。
そういうこともあろうかと、ベリンツォーナを始発電車で出発していたのが、幸いしました。
それでも、初めての場所で、検査場所を探し、その結果が出る時刻に便を変更して(幸運なことに、同じ航空会社の午後便に空席がありました)移動するのは、なかなかストレスがかかります。
ですが、空港内は、PCR検査で陰性の人しか、入れない状態でもありますし、また混雑もなく、整然としたチューリッヒ空港の雰囲気は、安心感のあるものでした。

そして、リスボン…
リスボン大都市圏の西部にある海沿いの地区、オエイラスが今週の大会地になります。
☆Oeiras☆

https://www.cm-oeiras.pt/pt/Paginas/default.aspx

いつもはウィキペディアで、その土地の紹介をあげていますが、ここの公式WEBは、なんというか、ここの自治体のセンス・雰囲気をとても表しているように感じました。

ここは、すてきな街!です。

Covid-19の影響により、オフィシャルホテルと会場の往復しかできませんが、その間の車中から見える街並み、市外電車が走り、古い建物、世界遺産でもあるジェロニモス修道院とベレンの塔などは、素晴らしいものでした。

文化・芸術・スポーツを愛する人々が長い歴史の中で、築いてきたものが随所に感じられる街だと思います。
テニスについては、毎年ATP・WTAのトーナメントもあり、今回も男子はチャレンジャーが2週、女子はITF$60000と$25000が開催されています。
チャレンジャーはTVにて中継されており、無観客ではありますが、公園を行きかう人が離れた場所から、楽しんでいただけているのが、とても印象に残りました。

コロナ禍のなかで、テニスコートに立つ意義を感じさせていただいたように思います。
良いプレーをお見せできるよう、しっかり努めたいと思います。

(Mayumi.H)

2021.04.09

ITF$60K Bellinzona 🇨🇭

☆ シングルス
予選1R 16/64/10-7 Paula Omaechea(ARG) 🇦🇷 WIN
予選決勝 36/06 Camilla Rosatello(ITA) 🇮🇹 Lost

ITF$60Kとグレードが高く、ましてや、このコロナ禍の状況では、上位選手も予選からのスタートになります。
初戦のP. Omaechea(ARG) 🇦🇷選手は、キャリアハイランキング59位、去年9月のWTA.Plague125Kで、S.Errani選手との凄いファイト、素晴らしいプレーで、印象に強く残った選手です。
非常に楽しみでもあり、前夜にイメージをかなり深めて臨みました。
1stセットは、やや空回りか、最初ラリーも短かったのですが、後半、長いラリーをこなしたことが、次のセットに繋がったかと思います。
2ndセット、1ゲーム目に非常に集中して入ったこと。相手サービスを15;40から絶妙なドロップでブレーク。このまま、サービスゲームで2ポイント連取して、波に乗れるか、と思いましたが、やはり簡単にはいかないのがテニスです。
4回のデュースの末、落とし11。
それからはお互いにサービスキープで、追いかける展開になりました。
34で迎えた第8ゲームからの11ポイント連取は、相手のミスもありましたが、凄い集中力でした。
ただ、ここでセットポイント3本ありながら、デュース。
相手のブレークポイントから、3ポイント連続して、相手のミスを引き出したラリーは、クレーならではの見どころだったと思います。
ファイナルセットは10ポイントのスーパータイブレーク。
ITFでは、グレードが高くても、予選はファイナルセットスーパータイブレークとなります。
最初に流れを掴み、追いつかれそうになって、また離す、といった展開でした。
通常の3セットマッチでは、また違った流れになったか,とも思います。

テニスは、本当に、どのポイントで流れが来るか…ポイントを多くとっても、ゲームが取れなければ、セットが取れなければ、負けにつながります。
予選決勝は、まさにそんな試合となりました。

ベリンツォーナは、手ごたえと悔しさ、さまざまな感情が入り混じった大会となりました。

初めてのスイス。ベリンツォーナの皆様に、プレーを観ていただけたのは、嬉しい限りです。

大会の模様は、こちらでご覧いただけます。(翻訳も可能です)
4/5のプレー写真では、Nagiも紹介いただいております。

https://www.tcbellinzona.ch/itf-2021-media-2/#domenica-04



次週は、ポルトガル🇵🇹、Oeiras Ladies Open まずは$60Kの予選にチャレンジします。

ヨーロッパの選手達、スタッフの方々にも、覚えていただきながら、コートで躍動していきたいと思います。


(Mayumi.H)

2021.04.02

Bellinzona 🇨🇭 へ

4/2、AM3;30アンタルヤから、ベリンツォーナ🇨🇭 へ向けて出発。

Bellinzona 🇨🇭 ↓
https://en.wikipedia.org/wiki/Bellinzona

Covid-19の影響で、国をまたぐ移動は、準備と覚悟が必要です。
ベリンツォーナに一番近い空港は、ミラノ。
ミラノ空港から電車で、一本。小一時間、ということで通常ならこちらを選びます。イタリアを通るので、大丈夫かどうか、と必要な書類を、大会ディレクターに確認し、書類もOK,ということで、アンタルヤ空港より、イスタンブール経由ミラノに向かいました。
ところが、最初のアンタルヤ空港で、トルコ航空より、「スイスに行くのにイタリアは通らない方がいい」と、発券がかないません💦
かなり、やりとりをしたのですが・・・・時間的にもぎりぎりの選択でしたが、チューリッヒ空港🇨🇭 行に変更。イスタンブールに着いたときは、まもなく、チューリッヒ行きのボーディング時刻💦
久しぶりに、走りました!
出国手続き、荷物の検査・・・ゲートが、まだ近かったのが救いでしたが、マスク(しかも二重につけて)走ったのは、私には相当こたえました😵

奇跡的に間に合った時は、朦朧としておりました。
入国審査も心配でしたが、大会からのインヴィテーション
プロフェッショナルプレーヤーである認定証、(PCR検査証明書は必須)などの提示・説明で無事、入国できました。

チューリッヒ空港の際の電車移動も、Nagiが調べてはいたのですが、乗換と時間が心配で、ミラノにしていましたから、少し不安でした。
が、空港に駅があり、そこで、ベリンツォーナまで切符を購入。
StarbucksやH&Mといった、おなじみの風景に癒されました。

電車も綺麗で、ほっとしたのもつかの間、すぐに、チューリッヒ中央駅で乗り換えが!
これが、時間が数分の為、ホームの端から端まで全力で走る羽目に😵
今回は30kgを超える荷物を抱えての、爆走💦となりました。(もちろんマスクは外せません)

荷物を運びあげて、指定席に座った時には、全身バラバラになるかと思いましたね・・・・

でも、初めてのスイス、冒頭写真は、車窓からの景色です
チューリッヒ湖も眺めながら、至福の時間を過ごさせていただきました。

ホテルは駅の真ん前。時差もありましたが、お昼に到着。
余裕をもって、午後、ルーマニアの選手と練習ができたのは、ありがたかったです。
予選からですので、試合は4/4になります。
明日、しっかり準備したいと思います。

(Mayumi.H)

2021.04.01

続 渡航・帰国にまつわるPCR検査

PCR検査証明書が届きましたので、続報を入れますね。
冒頭写真が、その証明書。
「Throat ana Nose Swab」
日本のフォーマットの、日本語記載は「鼻・咽頭ぬぐい液」ですので、
一般的な日本人なら、OK!と思ってしまいそうです。

ですが・・・
「Nasopharyngeal Swab」鼻の奥の部位、のようですが、こちらの表記が日本では求められるそうです。
これは、「日本のフォーマットに合わせてください」では、なかなか、理解が難しいです。

実は、アンタルヤの大会を終え、30日に帰国された、神尾米さんもこの記載問題で、羽田で3日間の強制隔離になってしまいました。
(神尾さんの了承で、羽田の状況も含め、書かせていただいております)

「そろそろ、着いたころかなぁ」などど、アンタルヤで話していたところに、
「そちらで、トルコのPCR検査の状況を説明していただける方はいませんか⁉」と緊迫の電話が入りました。
空港でPCR検査を受け、陰性証明を受けたところまで、聞いていたので、お互いに青天の霹靂、といったところです。
慌てて、Nagiがフロント等に走りましたが、どうにもならず…

羽田での唾液検査は陰性であっても、3日間の強制隔離ののち、再度検査。
そこで陰性なら、自主隔離期間はありますが、解放、とのことです。
「3度も日を開けずに、PCR検査陰性なら最強ですね😅」と受け止めていらっしゃいます。

隔離期間も、去年でしたら、LINEや接触確認アプリでの経過確認でしたが、Skype・WhatsAppが必要で、使えるまでレクチャー・・・
取得できるスマホがなければ、自費でレンタルが必要、とのことでした。

これからも、変動があると思いますが、何より、「感染しないこと」を第一に、目標に向かって、行動しようと思います。

明日、移動します。

(Mayumi.H)




2021.04.01

渡航・帰国にまつわるPCR検査

3/19より、日本に入国(帰国)の際は、72時間以内のPCR検査による、陰性証明が必要となりました。
出国の際も、PCR検査証明書(日本の検査機関による、「鼻・咽頭ぬぐい液」での検査証明を携帯しました。
PCR検査は、昨年9月のチェコ遠征の際も、リポートしましたが、今回は、大会のみならず、国内外の移動にに不可欠なものとなっています。

この検査を、どこで受けるかを調べるのも、重要です。
移動の時間の余裕がどれくらいあるのか、でも変わります。
ここでは、ホテル(会場)で予約を入れると、うまくいけば翌日、3日以内には、担当医師が派遣されて、検査を受けられます。
予定が合わない場合は、空港。
アンタルヤ空港で受けることができ、結果受け取りまでも約5時間ほどになるようです。

もちろん、イスタンブール空港でも受けられますし、プラハ空港でのPCR検査はこのTOPICSでもリポートしました。

https://nagihanatani.com/2020/09/?post_type=topics_post

ほとんどの大きな空港では、PCR検査はあると思います。

ここで、イスタンブール駐在の方より、緊急情報が入りました。
日本に帰国された方が、持っていた検査証明が、日本のフォーマットにある、「鼻・咽頭ぬぐい液検査」の記載が、トルコのものにはない(実際は、鼻・咽頭ぬぐい液で検査しています)
その為、空港での唾液検査で陰性であるにもかかわらず、3日間の強制隔離になる、とのことでした。

冒頭写真に、日本のPCR検査証明書のフォーマットがあります。
私達も、移動を控えているので、ホテルで予約し、昨日(3/31)、PCR検査を受けました。
トルコの様式では、日本入国に支障があるので、写真のサンプルを持参し、説明しようとしましたが、全く受け付けてもらえませんでした。

英語が通じない場合もありますが、フロントでも「トルコの検査に何の問題もない。きちんと検査して陰性なら、何がいけないのか」といった状況となりました。
交渉力の問題、と思われるかもしれませんが、現場にいますと、本当にストレスがかかります。

お仕事で、帰国された方など、14日間の自粛期間は予想していても、突然の強制隔離は、空港からの移動手段の確保を含め、大変だったと思います。

「外務省の海外安全ホームページ」もチッェク、「旅レジ」も登録していますが、外務省の情報を、すべて正確に読み込むのは、なかなか難しく、海外での検査等、必要書類は、英語でない場合も多いので、さらに壁は高くなります。

WEBや登録して送られるメール、などの情報も大切ですが、今回のように、イスタンブール駐在の方々からの情報は、本当にありがたかったです。

人つながり、の大切さをツアーの、いろいろな場面で痛感します。

心して、頑張っていきたいと思います。


(Mayumi.H)