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2022.11.30

Yokohama & Tokyo ITF 🇯🇵

☆冒頭写真 横浜ITFにて、北沢様提供。日本の大会を感じます。ありがとうございます!

気温の変化、また、シーズン終盤の疲労もたまっていたのでしょうか、体調を崩してしまいました。
敗戦後、その日のうちに帰国便を手配。翌朝、松山の家に帰宅。
荷物を入れ替え、体調をうかがいながら、翌日関西へ移動。休養と練習のバランスをとりつつ、翌週の横浜、慶應チャレンジャーに備えます。
こういった時の判断は、自分の感覚が一番ですが、信頼できるコーチ、周りの人間の存在は大きいです。
細かな動きの変化を観ながら、調整していくことは一人では難しい。日本の大会ならではの利点でもあります。

私は関西に移動せず、松山で初めて開催されるATPチャレンジャー、予選1日目まででしたが、訪れることができました。
故郷、松山でATPチャレンジャー!
こんな時が来るなんて、人生は面白いものです!おまけに選手やコーチ達は、馴染みであったり、シドニーから、同じように移動している選手も数多く、彼らと故郷のコートで一緒にいられるなんて、夢のようです。
もっともっとテニスの素晴らしさを、故郷に伝えられたら…
開催にご尽力くださった皆様、本当にありがとうございます!



ダブルス写真は、てらおよしのぶさまより。いつも本当にありがとうございます。
最終の遅い時間になったため、皆既月食が素晴らしい風景の中で起こりました。人生においては、ほんとうに幸せな時間です。(写真は北沢様より)

横浜は慶應義塾大学庭球部の皆様の運営で、先週のATPチャレンジャーに続いて、開催される大会です。
授業の合間を縫って、デスク運営、イベント開催、ボールパーソンから、はたまたショップ運営などなど・・・
画像や、試合動画の撮影のみならず(もちろん、全コートライブストリーミングもあります)、翌日にはYouTubeなどSNSに試合も含めてUPする(編集までされています!)

これからの大会運営の広がりを若い世代の力と共に、感じさせていただきました。
情報、機器や環境の変化は著しく、次世代の方々から学ぶことは多いのではないでしょうか。
私達世代ができること、経験も含め、支えあい、楽しみあうことができれば素敵です。

他の国々とも、グローバルにつながることができるテニス。
時代を見据えつつ、まっすぐな心で、多くの方々とつながっていければ、最高だと思います。

さらに進んでいきたいと思います。

(Mayumi.H)





W25
☆シングルス
1R 62/62 Michika Ozeki (JPN) 🇯🇵
2R 76(5)/62 Eri Simizu (JPN) 🇯🇵
QF 62/76(5) Momoko Kobori (JPN) 🇯🇵
☆ダブルス ( with C.Muramatsu )
1R 67(3)/61/5-10 M.Ozeki/R.Ueda (JPN) 🇯🇵

W60 Tokyo
☆シングルス(予選)
1R 61/64 Honoka Kobayashi (JPN) 🇯🇵
2R 36/36 Sara Saito (JPN) 🇯🇵

2022.11.07

Playford&Sydney ITF$60K 🇦🇺

☆冒頭はアデレードの眺望☆

日本で4大会が続きましたが、終盤はオーストラリアに飛ぶことを選択。
アデレード近郊のPlayfordとSydneyのITF$60K、ATPチャレンジャーとの共催になります。
チャレンジャーといえば、日本でも、横浜・松山!・神戸・四日市の開催がシドニーの週から始まります。
こちらで、一緒になった男子選手達も多くが、故郷、松山にこられます。
ついに松山でのATPチャレンジャー!
多くの人に喜んでいただけますように!
シーズンの終盤ですが、来季に繋がる重要な時期です。

オーストラリアは春ですが、思ったより寒い。もともと大陸ですので、一日の寒暖差は大きいですが、日本とは違う体調管理が要りますね。
欧米と違い、時差はあまりありませんので、日本の大会に続いてはスケジュールのくみやすいオーストラリア。
テニスの伝統国でもあり、大好きな国です。ただ大陸で広いので、逆に欧米の選手は慣れないと、移動も大変なようです。
ヨーロッパは大会数も多いし、車での移動で回れますから。

Playfordでは、会場からは車で40分ほど、と遠いのですが、大会トランスポートがあるのと、生活に便利なので、アデレードに宿泊。
おなじみの自炊生活に入ります。オーストラリアは自炊!です。



シドニーは、シドニーオリンピック会場でした。スポーツ大国のオーストラリアはメルボルン・シドニーでオリンピックが開催され、2028年にはブリスベン!
施設は、パリやロンドンでも感じたのですが、うまく既存の施設を使われているように思います。
スポーツが華美に偏りすぎることなく、人々の生活に入り込んでいるようで、素敵に思います。

シドニーでは、借りた部屋から、電車で通いました。
オリンピックラインに乗り換えて、一駅。チケットの買い方も調べながら、最初は戸惑うこともありましたが、コストや利便さなどを考慮しながら回るのがツアー・・・
大変なことも多いですが、小さな楽しみを見つけつつ、回っていくのが大切か、と思っています。






2年後のパリ、ローランギャロス。そして6年後はブリスベン。
時代の変化の中で、どのような景色がそこに広がるのか、などとシドニーで考えさせられました。
そして、TOKYOは、どうだったんだろう、と。
1964,2021と2度開催された、それぞれの時代、スポーツはどう関わり、どのように育ったのか、さらにこれからどこに向かうのか・・・
テニスプレーヤーとして、日本人として、考え、向き合って進みたいと思います。

(Mayumi.H)

W60 Playford
☆シングルス
1R 63/61 Taylah Preston (AUS) 🇦🇺
2R 36/26 Na-Lae Han (KOR) 🇰🇷
☆ダブルス ( with M.Hontama 🇯🇵 )
1R 61/76(7) R.Bains/L.Walker (AUS) 🇦🇺
QF 16/26 A.Bozovic/T.Gibson (AUS) 🇦🇺

W60 Sydney
☆シングルス
1R 16/26 Jessica Failla (USA) 🇺🇸

2022.10.18

ITF 日本シリーズ 3WEEK

☆浜名湖の夕日 浜名湖畔の東急ハーヴェスト、会場より

能登・牧之原・浜松
日本のITF女子トーナメントが、戻ってきました!
コロナ禍、という大きな壁を越えて、地元の皆様の熱意をもって、3年ぶりの開催です。
欧米のみを回り続けた2年半・・・
帰国後の隔離や、移動する国によっても変動する入国審査や各種検査。
改めて、日本でプレーできることの有難さを感じます。

ただ、こんな状況だったからこその学びも大きく、テニス、という競技のグローバル性を感じ取ったのは、日本にいられなかったからこそ、でした。
日本でのITF、懐かしい方々に再会できる喜びと共に、選手もほとんどが日本人、という欧米との違いにとまどったり、もありました。

ですが、この状況の中で、多くの方々のお力で、大会が開催されましたこと、本当にありがとうございます。

どの大会も、以前に増して、大会を盛り上げようとする皆様の思いがあふれています。


Hamamatsuは、国内JOP大会として、コロナ禍でも継続して大会開催をされていました。
チケットの販売に踏み切るなど、感染対策費などの捻出と大会PRの両輪。
専属カメラマンやリポータによる、発信はさらに進化され、動画もSNSやWEBを駆使されて様々なチャレンジをなさっています。
まさに、ピンチはチャンス、という非常にポジティブな姿勢が素晴らしかったです。

☆写真はすべて浜松ウィメンズオープン様より、提供いただきました☆

ライブストリーミング中継,youtubuでの配信もあり、多くの皆様にプレーを観ていただけるのは、この上ない喜びです。

より良いプレーを観ていただけるよう、これからもベストを尽くしたいと思います。

(Mayumi.H)

9/26 week
ITF$25K Nanao (Noto Wakura)
☆シングルス
本戦1R 64/62 Mana Ayukawa (JPN) 🇯🇵
2R 63/63 Rinko Matsuda (JPN) 🇯🇵
QF 26/16 Sakura Hosogi (JPN) 🇯🇵

10/3 week
ITF$25K Makinohara
☆シングルス
本戦1R 36/36 Hayu Kinoshita (JPN) 🇯🇵



10/10week
ITF$25K Hamamatsu
☆シングルス
本戦1R 62/63 Mio Mushika (JPN) 🇯🇵
2R 61/63 Michika Ozeki (JPN) 🇯🇵
QF 57/64/64 Eri Shimizu (JPN) 🇯🇵
SF 61/26/57 Haruka Kaji (JPN) 🇯🇵

2022.09.21

Toray Pan Pacific OPEN

ようやく日本にテニストーナメントが戻ってきました。
「東レパンパシフィックオープン」
日本で最高グレードのWTAツアー大会・・・
引き続き、同じく男子の最高グレードATPツアー
「楽天オープン」が有明テニスの森にて開催の運びとなりました。

日本という国の事情の中、長い休止の後、このような大会を開催するにあたっては、本当に多くの方々の努力の結晶があってのことと思います。
このような舞台に立たせていただけることに、心より感謝するとともに、プレーで魅せていけますように、覚悟せねばなりません。

パンデミックが起こり、その後の困難があったからこそ、このような気持ちを知ることができた、と言えると思います。
正直、このWEBを立ち上げ、リポートを続けた日々は、パンデミック後の特別な日々でした。
「あたりまえなどない」
豊かな日常では、気づくことのない事柄に、日々チャレンジを続ける・・・
この時代に遭遇したことで、逆にさらに豊かな時間を過ごしていけますよう、テニスを通じて努めていきたいと思います。

さて、予選は、ショーコートにて。
日本のお客様の姿は、本当に嬉しかったです。
相手は、今年、全仏・ウィンブルドン・全米と3つのグランドスラム、予選をすべて勝ち上がった、タフな選手。本戦より厳しいといわれる、3回の予選です。
メキシコの Contreras Gomez 。春のプラハから一緒の大会で、プレーは見ていましたが、対戦は初めてです。
パワープレーヤーでない、似たところのある選手ではありますが、ここ、というところを取りきるかどうかが、キーになります。
ファイナルセットにもつれこんだものの、ちょっとした流れを掴めなかったのが、課題となりました。
日本やアジアのITF大会のみで、プレーしていると、こういった選手はなかなかいません。
ランキングの数字では測れない、多彩なプレーヤーが欧米にはきら星のごとくいます。
ここで、圧倒されて諦めるか、チャレンジを選ぶか、が試されます。
テニスはすごいスポーツです



さて、今大会、尊敬してやまない、「奈良くるみ」選手の引退の大会でもありました。
以前からも目標の選手でしたが、2021年のUSAツアーからご一緒する大会が多く、テニスはもとより、その人柄、テニスに対する姿勢・・・すべてが模範以上に思える選手でした。
ツアーの帯同は、私にとってつらいことも多いのですが、その中で、奈良さんや、土居美咲選手のプレーを現地で観戦できる、というのは大きなギフト、でした。
一人のテニスファンとなって、プレーを観て、応援できる時間は、宝物となりました。
日本では、他のプロスポーツに比べても、プレーを観ていただく機会はないテニス。
選手としての評価も、お二人とも、海外の大会でパンフレットや大会WEBへの掲載などで高いことが分かります。
背中を追っていきたい、と心から思える先輩選手がいることに感謝します。

最後のプレーを観ることができたのも、幸せなことでした。

奈良さん、本当にありがとうございました!

(Mayumi.H)

☆シングルス
予選1R 36/76(3)/16 Fernannda Contreras Gomez (MEX) 🇲🇽


2022.09.15

ポルトガル W25ITF 2週 🇵🇹

グランビーで敗退後、次をどうするか?
7月のカザフスタン2大会より、ITF5,WTA2大会、と7週間が過ぎています。
パンデミック後、長期にわたる遠征が通常化しているとはいえ、心身共に、疲労はたまります。
今回は、選手自身より、帯同している私の方が、かなり落ちてしまいました。

帰国して、3年ぶりに開催される大会に備えるか、引き続き、ヨーロッパのITF大会に戻るか・・・
日本で、WTA500、東レパンパシフィックオープンは開催されるものの、出場がかなうかどうかは、現時点では未定。
インドでのWTA250も視野に入れつつ、スケジュールを検討しますが、時間の猶予はありません。

Nagi自身の判断により、ポルトガルのITF$25K2週,ということで、モントリオールよりリスボンに飛ぶこととします。
勿論、フライトの時間、コストも含め、本戦からの出場での移動の日程、心身の状態を顧みての決定です。
ですが、私は、ここで帰国としました。
カザフスタンからイングランド、大西洋を越えて、USA、カナダ。
そして、太平洋を越えて、日本へ・・・
テニスというのは、なんというスポーツなのでしょう。


ポルトガルは、去年,オエイラスの大会で初めて訪れました。
テニスを愛する姿勢がものすごく感じられる国でした。
レンガや石造りの街並み、新世紀を開拓していった歴史を感じる国です。

ポルトガルの2大会、初戦はどちらも3時間半・・・そこを勝ち切っても、次戦が取れない流れでしたが、一戦一戦、良いプレーをすることが、必ず、繋がっていくはずです。

以前のポルトガルの大会もそうでしたが、SNSなどを上手に活用して、大会や選手を広めようとしてくださっています。

選手インタビューも洒落ています

https://www.instagram.com/reel/Ch42pvQDoqn/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

https://www.instagram.com/reel/CiNBuZojVY6/?igshid=YmMyMTA2M2Y=


次は、東京有明
東レパンパシフィックオープンにチャレンジします。
ついに、日本でのトーナメントが復活です!

(Mayumi.H)


W25 Leiria
☆シングルス
1R 64/36/75 Hiroko Kuwta (JPN) 🇯🇵
2R 46/67(5) Natalija Stevanovic (SRB) 🇷🇸
☆ダブルス (with Y.L.Miyazaki(GBR) 🇬🇧
1R 62/67(2)/11-13 K.Jokic(SRB) 🇷🇸/T,Ng(USA)🇺🇸



W25 Santaram
☆シングルス
1R 57/64/61 Nigina Abduraumova (UZB) 🇺🇿
2R 62/26/36 Anastasia Tikhonova

2022.08.27

Odlum Brown VanOpen&WTA250 Granby 🇨🇦

☆冒頭写真はバンクーバーオープン、素晴らしい場所!
並べられた歴代優勝者の画像。その中には、土居選手の姿があります。
日本人選手として誇らしいですね ☆
https://vanopen.com/ 

ペンシルバニア州🇺🇸からバンクーバー🇨🇦に移動してきました。
次週のグランビーは大陸の東側、移動としては、時差もあり、少し大変な面もありますが、山の斜面を利用した、素晴らしい景色を持つ会場に、疲れなどふっとびます。
また、コロナ禍で、2年間大会がなく、その為、現地の方々の「WELCOME!」の気持ちが随所に強く感じられます。
翌週のグランビー共々、ATPチャレンジャーとの男女共催。
日本からは、男子は、西岡選手をはじめ、内田選手、綿貫選手、越智選手、女子は、土居選手、奈良選手、日比野選手、加藤選手が参戦。
全米OP直前の男女共催は、それは華やかな雰囲気に包まれています。



予選の1回戦、日の丸もたなびくショーコートでプレー。
ファイナルセットでの敗戦は、非常に悔しいものではありますが、バンクーバーの観客の皆様からの拍手は、刻み付けていきます。
Grammatikopoulou選手は、このまま快進撃を続け、優勝。
congratulation!
まだまだチャンスを掴み取るところまで来ませんが、引き続き、チャレンジは続けていきます。
尊敬できる、先輩選手達の背中を、しっかり追っていきたいものです。



そして、Granby… 今までITFの$25Kから、$60K,$80Kとアップグレードして、コロナ禍を経て、WTA250の大会となりました。
https://nationalbankchampionships.com/

Granby に来るのは3回目になりますが、街も人も優しく、とても素敵なところです。
ボランティアスタッフの方々や、ボールキッズ、そのご父兄方、そして街の観客の方々…
皆さんが、テニスを楽しみにしてくださっているのが、こちらにも伝わり、更にモチベーションが上がってきます。
コロナ禍を経て、ここに戻ってきて、隣の教会の大屋根を眺めることができたのは、とても灌漑深いものでした。
テニスクラブを会場に変貌させるコート設営も、さらにグレードアップされたところ、そして洒落たセンスが随所にあって、目を引くところばかりです。
お金もかかるでしょうが、それよりも、人の手、人の感性がかかっているのかな、と思わされたいりして・・・


(☆会場の設営の一コマと、食事!カナダの食材で本当に美味しかった☆)

テニスは世界中で、その国、その街で、そこに住む人達にそれぞれの感性で根付いているのかな、と感じます。
また、この地で、プレーをもっと楽しんでいただける選手になりたいものです。

(Mayumi.H)

☆Vancover OP
シングルス
予選1R 26/61/26 Valentini Grammatikopoulou (GRE) 🇬🇷

☆GRANBY
シングルス
予選1R 26/57 Himeno Sakatsume (JPN) 🇯🇵

2022.08.13

 W$100K Landisville,🇺🇸 

英国より大西洋を渡り、USA、ペンシルバニアのランディスビルに移動しました。
パンデミック前の2019年に一度、来ていますが、USオープンの前哨戦も兼ねた、ITFでは最高グレードの大会になります。
移動に際して、✈チケットが高騰、便も直近空港までは取れそうになく、フィラデルフィア空港から、車で移動することとしました。
バカンスと燃料高騰、コロナ収束などが重なったせいか、(円安も響きます)フライトはどこも満席です。
こういった変化を直に感じるのは、日本にいてはなかったことと思います。
ツアーを回ることで経験すること、すべてが糧になります。「テニス」というものを通じて、時代や国の流れを感じとれます。
Covid-19やウクライナ紛争のような、世界中を巻き込んだ状況は、日本の在り方も含め、「自分自身でしっかり考える」大切さを学ばせてくれたと思います。

と言っても、まだまだ未熟・・・日々精進、ですね。



今回の試合、プレーは良かったはずですが、2セット目、31リードから流れを手放した結果になってしまいました。
結果にとらわれてはなりませんが、結果もまた重要です。
しっかり受け止めていかねばなりません。

この試合、地元の新聞WEBに写真掲載していただきました。敗戦者の方が掲載、というのは、以前オーストラリアでもありましたが、日本では考えられないことでしょうか・・・
さまざまな考え方があるでしょうが、勝を求めると共に、より良きプレーを求めていきたいと思います。

試合を見てくださった皆様、今回、プレー写真をくださった田中様、本当にありがとうございました!
次はカナダ、WTA2週、チャレンジします。

(Mayumi.H)

ITF $100K Landisville.PA
☆シングルス
予選1R 64/36/3-10 Hibah.Shaikh (USA) 🇺🇸

2022.08.07

UK 🇬🇧 2週

カザフスタンから、飛んできたのは✈イギリス、ノッティンガム。
イギリスの大会は、実は初めてですが、ここと、次週、フォックスヒルズのITF$25Kを選びました。
ノッティンガムは、ロビンフッドの伝承で有名な街です。
ノッティンガムの古城がホテルから徒歩で10分ほど。
中世の名残が感じられる場所です。
そして、テニスコート!
同時開催の男子のITF大会のサーフェスは、芝!
芝とハードコートを十分に備えられている、何ともうらやましい(素晴らしい!)会場です。

WTA Nottinghamでのチャンピオン達が会場のあちこちに紹介されています。
この中で、日本の二宮真琴選手がダブルスチャンピョンとして、大きく張り出されています。
本当に嬉しく、こちらまで、励まされる気がします。

ノッティンガムから電車で移動してきたフォックスヒルズ。
会場は、素晴らしいゴルフコースもある、美しいリゾート施設。駅近くのホテルから、車で20分ほどですが、バカンス中、ということもあるのでしょうか、多くの人々が集い、テニス観戦も楽しんでくださいました。

テニスの聖地、ウィンブルドンを擁する英国。
テニスは国の文化のひとつとして、根付いているのか、と感じさせていただきました。
勝負の結果にかかわらず、観客の方々から、プレーに対して、声をかけていただくのは、選手としての宝物です。

ありがとうございました!

(Mayumi.H)

7/25 week
ITF$25K Nottingham
☆シングルス
本戦1R 36/26 Andre Lukosuite (LTU) 🇱🇹
☆ダブルス (with R.Bhosale (IND) 🇮🇳 )
1R 63/62 X.Gao/F.Y.Xun (CHN) 🇨🇳 )
QF 57/67(4) E.T.Cadar(ROU)🇷🇴/J.Garland(TPE)

8/1week
ITF$25K Foxhills
☆シングルス
本戦1R 63/46/61 Indiarna Spink (GBR) 🇬🇧
2R 57/67(4) F.Y.Xun (CHN) 🇨🇳
☆ダブルス (with N.Sato (JPN) 🇯🇵 )
1R 76(1)/62 X.Gao/F.Y.Xun (CHN) 🇨🇳 )
QF 63/06/8-10 F.Cristie/A.Collins(GBR) 🇬🇧

2022.07.17

NUR-SULTAN 🇰🇿 2週☆試合動画あり

7月の遠征は、2月に訪れたカザフスタンの首都,ヌルスルタンからスタートとなりました。
関空から、ドバイ経由もすっかり馴染みのルートになりました。
まだ、フライトは以前のように多くはなく、特に運賃の高騰もあり、スケジュールは難しいですが、地元関空からのエミレーツ便は、まだ安定していて、ありがたいです。

2月に訪れた時は雪と氷の世界でしたが、ヌルスルタンは瀟洒な街並みを見せてくれました。
会場付近の公共広場、自然の樹木がマッチングした、ランニング(ノルディック)コース、子供たちが水遊びに興じる、川や滝をイメージするスペース・・・
素敵な街です。

先のウィンブルドン女子シングルスで、初めての優勝者を出したカザフスタン。
冒頭写真での会場前、大スクリーンには、リバキナのウィンブルドンでの試合がずっと流れていて、道行く人たちが眺めています。

カザフスタンの皆さん、おめでとうございます!

今回は男女共催、1週目は、男女共にITF$25K。
2週目は、男子はATPチャレンジャー、女子はITF$60K!
センターコートはTV中継、1番コートは複数のカメラワークによる、インターネットライブ中継がはいります。
(他の試合コートは、1方向からのインターネットライブ中継のみあります)

またカザフスタンテニス協会による、YouTube にて配信もされております。
Nagiのシングルス1R,1番コートでしたので、配信されております。

https://www.youtube.com/watch?v=JTUIOHFChoc

ライブでは日本の方々にも、観戦いただけて、とてもありがたかったです。

勝利をお届けできなかったのは、誠に悔しい限りですが、プレーを観ていただくのが、選手としては何よりの喜びです。

これより、イギリス 🇬🇧 ITF2大会に移動します。

ベストのプレーを目指していきます。

(Mayumi.H)


7/11~$25K
☆シングルス
本戦1R 26/26 Moyuka Uchijima (JPN) 🇯🇵
☆ダブルス (with A.Amanmuradova (UZB) 🇺🇿 )
1R 36/36 G.Anitidlova(KAZ)🇰🇿/A.Kubareva (BLR)🇧🇾 )

7/18~ $60K
☆シングルス
本戦1R 67(4)/67(4) Vitalia Diatchenko (RUS)🇷🇺

2022.06.20

Macha Lake Open Ceska Lipa (CZE) 🇨🇿 +雑感

今回の遠征は、$60Kのプラハ🇨🇿に始まり、$60K チェスカリパが最終、となります。
https://www.machalakeopen.cz/
チェコはテニスの歴史も古く、現在も素晴らしい選手を数多く輩出しています。
大会も男女共に、トップグレードのものから(ATP・WTA)、チャレンジャー、フューチャーズレベルまで、各地で開催されています。



コロナ禍で、最初に訪れたのもチェコ。10代の選手層も厚く、ここでも、全仏OPジュニア優勝者同士の対戦あり、すでにプロツアーで上位に食い込む17歳が何人もいます。
ランキングに関係なく、プレーの質は高く、圧倒されそうにもなります。
また20代後半から30代にかけても、素晴らしい選手が数多くいるのが、すごいと思いますし、これがテニスの特性かと思います。
今大会でも、1Rに17歳と。2Rは同世代の選手ですが、彼女も8年前にはウィンブルドンベスト16。翌年の20歳ではランキング57位となります。(また、彼女は人間的にとても素敵な選手です)
8年前では、Nagiはまだ日本のジュニア・高校の仕組みから、出たばかりでした。ウィンブルドンなんて目標ではあっても、夢の先、距離もつかめないところでした。
今、負けはしましたが、ここは勝ちたかったレベルのプレーではありました。

ツアーの現場にいて思うのは、年齢の幅を超えて、キャリアも含め(トップにいた選手、次にトップになる選手)実に様々な選手たちが、世界中から集まっている、という事実です。
また、日本にいては、その事実に直面しにくく、グランドスラムへの距離が、見えないように感じます。
勿論、日本にも、ツアー経験者は多く、特に女子はトップ選手を輩出してきた歴史もあります。
ヨーロッパやオーストラリアなどでは、過去、現在を問わず、そういった選手の足跡や存在が、次の選手達の道筋を照らし、自分はどうするのかを考えさせてくれるように感じるのです。

大会の多くは、子供たちがボールパーソンとして、直近で選手に、プレーに接します。
小学校で、授業の中で、観戦にきてくれるところもあります。子供たちはプレーから、選手から、何を感じてくれているのでしょう😄

ツアーを回るたびに、新しい気づき、他国の人との出会いがあります。
国や街、その土地の匂いや、色までもがテニスの大会に感じられるようです。
次の世代の子供たちに、感じさせてくれる何かを、そして、大人や年配の方々には楽しみの時間を。
テニスがそのようなものでずっと在ってほしいと願います。

ここを戦い、過ごしていった、日本の諸先輩方の姿も感じつつ、しっかりと背中を追っていきたいと思います。

ここから、電車でウィーン空港へ向かい、ロンドン経由で、日本に帰ります。
2か月近い遠征になりましたが、一度、心身共にリフレッシュしたいと思います。
今回は、帰国時の隔離もなくなりました。エネルギーの充填に努めます。

(Mayumi.H)


☆シングルス
本戦 1R 57/63/62 Amelie Smejkalova (CZE) 🇨🇿
2R 46/36 Tereza Smitkova (CZE) 🇨🇿
☆ダブルス ( with K.morisaki 🇯🇵 )
本戦 1R 16/36 L.Noskova 🇨🇿 / R.Zarazua 🇲🇽

2022.06.11

湖畔の2大会:オーストリア 🇦🇹

☆ペルトシャッハの会場。湖畔の小道、左手の階段を上がると、センターコート。散歩を楽しみながら、テニス観戦も☆

イタリア、グラドからバスを乗り継いで、約4時間。
オーストリア🇦🇹 湖畔の街,Annennheimにやってきました。ここでITF$25K、続いて、車で1時間ほど離れた、同じく湖畔の街、Poertschachにて$60Kの大会です。
湖畔の丘からは、ハンググライダーの鳥人が飛び交い、湖ではいろいろなボート、道ではサイクリングの列・・・
自然での楽しみ、生き方・・・特別なアトラクションなどでなく、少しゆっくり目の時間が流れます。
その中で、テニスを楽しんでいただけるのは、とても嬉しいことです。

到着した日には、同じ会場で$15Kの大会があり、日本から、今西美晴選手、森崎加奈子選手が出場しており、ダブルスの優勝の瞬間にご一緒できました!

2019年以来、日本で大会はなく、日本選手は欧米中心にツアーを回っています。
今西・森崎選手は、先週もオーストリアでダブルス準優勝、スタッフ始め、オーストリアの方々にプレーもお人柄も親しんでいただいています。
同じツアーを回る身として、とても嬉しく、一緒の時間を過ごせるのも、格別の思いがあります。

NagiはドイツのHerman選手とダブルスでベスト4。次週の$60Kは森崎選手とのダブルス。
ここでは初戦が、全仏2連覇を含むダブルス、グランドスラム4回優勝の、T.Babos選手のハンガリーペアと。
森崎選手とは初めてのペアリングでしたが、非常に良い準備、高い集中力で試合に臨むことができ、勝をつかみ取りました。
準々決勝は、2ndセット、重要な1ポイントを落としたことから、相手に流れが行ってしまったかと思います。
今、ダブルスで学び取ったことが、必ず生きてくる、と感じるオーストリアの2大会でした。


ところで、オーストリアではホテルでなく、部屋を借り、自炊生活でした。スーパーも近く、ホテルとは違った落ち着きが取れます。
ペルトシャッハでは、森崎選手と3人で。
手際よく、料理・洗濯などもこなしています。会場へも徒歩3分。街や、湖の散策も含め、生活を楽しむことも大切だと思っています。
コスト、セキュリティも含め、いろいろなファクターを考えて、ツアーを回ります。





この後、今遠征、最後のチェコに向かいます。
ウィーン経由で、プラハまで。そこから車で2時間ほど、とのことですが、一日かけての移動です。
重い荷物を抱えての電車移動は、きついこともありますが、そこも楽しみを見出しつつ、目標に向かいたいと思います。

(Mayumi.H)

Carinthian Ladies Lakes Trophy – 2 Annenheim.   🇦🇹
☆シングルス
本戦 1R 36/26 Julia Riera (ARG)
☆ダブルス ( with S.Herman)
1R 75/64 L.pasterk/N.Pilhal (AUT) 🇦🇹
QF 63/16/10-5 B.Reygold(RUS)/A.Siscova(CZE)
SF 62/57.8-10 M.Matoula(GRE)/A.G.Vasllescu(ROU)

Carinthian Ladies Lakes Trophy 3 Pörtschach. ITFW60 (AUT)   🇦🇹
☆シングルス
予選 1R 36/46 Tina.Cvetkvic(SLO)
☆ダブルス (with Kanako.Morisaki)
1R 62/57/10-3 T.Babos/P.Udvardy(HUN)
QF 64/46/8-10 J.Duerst(SWI)/W.Falkowska(POL)