2020.09.03
ツアー再開
初めまして。「HanataniNagi」に帯同しております、華谷眞由美と申します。
遠征中、選手は競技に集中しますので、
その際は、リポートを担わせていただければと存じます。
どうぞ宜しくお願いいたします。
さて、このWEBを公開した8/25、
華谷和生と私は、チェコ・プラハに向けて出発しました。
Scheduleにありますように、プラハでのWTAへのチャレンジ、
続いて、ITF大会へ出場する為です。
Covid-19による影響で世界の状況は一変、
テニスツアーもすべてキャンセルされておりましたが、
Withコロナを視野に、8月初め、一部よりツアーが再開され始めました。
しかし、国内でも、まだまだ波はおさまらず
まして海外渡航は、不安材料の情報が蔓延しております。
その中で、まず、正確な情報のみを収集、
リスクとチャレンジのメリットを確認することに努めました。
1週目はWTA主催。WTAから伝えられた、感染症対策を含むレギュレーションは徹底したもので、信頼できるものでした。
航路は、ドバイ経由プラハ行のエミレーツ航空。
コスト面もありましたが、PCR検査が義務付けられていること、
車で移動できる関空発着であることが選択の決め手でした。
急な日程の為、PCR検査可能な場所・時間を段取りするのも、大変ではありましたが、
陰性者のみのフライト、の安全性を考慮した次第です。
ここで、WTAプラハOPで、Covid-19対策で実際に受けた流れを説明いたしますね。
プラハ空港からホテル(大会貸切)への送迎車も一組ずつ。
ホテルに着いて、即、PCRと抗体検査を受けます。
結果が出るまで、部屋に隔離。陰性のメールが確認できたのは翌々日の朝でした。
それまでは、食事もルームサービスで、部屋からは一歩もでておりません。
会場とホテル以外の外出もなく、全ての場でマスク着用、
関係者以外との接触はありませんでした。
そして、5日後には再度のPCR検査。
これらの行程が、穏やかに、かつ整然と流れていくのは驚きと共に、
安心感を覚えました。
2週目からは主催がITFに変わり、WTAのようなホスピタリティは望めませんが、
まずプラハ現地を体感することで、リスクを確かめつつ、
ツアー継続かどうかを選択する、としております。
世界中を巻きこむ、ウィルスのリスクの中、ツアーに戻る理由は様々です。
が、一番は、テニスプレーヤーとして、
立つべき場所はテニスコートである、ということでした。
久しぶりに、USOPENも含め、各大会のエントリーリストを眺め、
居並ぶ選手の名前から、顔、プレーを思い起こした感覚は忘れられません。
選手としてこの場所にいなければ、と強く思い起こしました。
1週目のWTA Prague OPENは結局ALT1(あと一人でドローイン)と
出場は叶いませんでしたが、この場にいることの意義と、
日々、チャレンジを積み重ねる大切さを強く感じております。
人は各々の仕事の場にて、人生を全うするものと考えます。
このウィルスによる状況下でも、あらゆる方々が各々の場で、
精一杯努力なさっております。
Hnanatani Nagiもテニスコートにて、精一杯努めたいと思います。
最後になりますが、このような状況下で、大会を開催してくださった、
WTA,ITF,スポンサーの皆様、テニスに関わる全ての皆様、
そして、Hanatani Nagiの活動を支えてくださるすべての皆様に、
心より感謝いたします。
ありがとうございました!
(Mayumi.H)
冒頭の写真は、出発時の、関西国際空港国際線出発フロア
驚愕の光景ですが、出発に際し、覚悟をいただいた気がします