2021.08.15
8/15@Warszawa 🇵🇱→Amsterdam 🇳🇱
日本の終戦記念日である、8/15をヨーロッパで迎えることとなりました。
前日、ワルシャワで1泊し、次の遠征地、オランダ🇳🇱へ。ワルシャワ空港(F.ショパン空港)からアムステルダムへ✈
そこから電車を乗り継いでヘングローという街まで、やってきました。
初めてのオランダは、空港、鉄道、そして街並みもアートの感覚が随所に感じられ、車窓からの牧草地の風景と共に,心に響いています。
8/15は、子供の時から、「日本の戦争」を考える・感じる日でした。
TVでも必ず、戦争の検証を含む、さまざまなドキュメントが流れ、歴史を学ぶ日でありました。
お盆の行事とも重なり、ご先祖を思い起こす日でもあったと思います。
しかし、この日を、この地で迎えるにあたって、強く感じるのは、「ヨーロッパでの大戦」でもあった、ということです。
むしろ、2度の世界大戦は、この地で起きたことだということを、感じるのです。
日本では、太平洋戦争がどうしても、大きく意識されますし、それさえも自分でどの程度、考えているのか疑問もあります。
2年前、チェコ遠征からの飛行機で観た「DARKEST HOUR」
ヨーロッパの地を踏むことで、あの戦争は日本だけではなく、ここで起きていたのだ、とこの歳で気づかされたように思います。
ポーランドは大戦の、まさに中心にあったとも思えます。この地を踏むことで、少しだけ、自分の中の眼が開けた気がします。
以前、Nagiが知り合った選手から、「私の祖父は、ホロコーストにあった」と話を聞いたことがあります。
彼女が生まれるずっと前に、家族はポーランドから逃れてきたといいます。
身近な人の話として触れる時、戦争、そしてホロコーストといった人間の根幹に根差すことは、小さくても深く、そして強く心に残ります。
テニスを通じて、でしかありませんが、「個人」としての、人とのかかわりで、ほんの少しでも、その国や時代、経験に心を寄せていきたいです。
ずかずか、踏み入ることは決してできないことがあります。
戦争、そしてホロコーストは人間の根源の問題だと思いますし、ユーモアですら語れないことだと思います。
ユーモアをもって、その中を生きた方の体験は胸を打つことですし、これまた、人間の根源を探ると思いますが…
ほんの少し、想像する、思いやる、共感する…
ツアーを回り、その地を踏み、人と接することで、豊かになれることを探していきたいと思います。
(Mayumi.H)
☆冒頭写真も含め、ワルシャワ旧市街にて。